甲状腺機能低下症 50代 主婦の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
更年期の頃から不定愁訴に悩まされ、血液検査を受けると甲状腺機能低下を指摘されました。病院で甲状腺ホルモンを補うチラージンを飲んで様子をみることになりました。
ところが、その頃から体が焼けるように熱くなり、冬でも風呂上りには水をかぶらないと熱気が治まらなくなりました。
どうにも自分の体を持て余すようになり、漢方で何とかなるならと相談してみることにしました。
「甲状腺の病気は難しいですね」と一言いわれ、落ち込みました。「ただ漢方の理論では病名はあまり関係ないとも言われています」と付けたし、先生は体に合った漢方をすすめてくれました。
冬でも氷が欲しくなるほど口渇があったのが、次第に和らぎ、体の熱気が治まるのに2週間とかかりませんでした。先生は「症状が激しければ激しい程、改善しやすいのでは」と言いました。
3ヶ月位して、漢方で体調を取り戻した私に、先生はこう尋ねました。「あなた、甲状腺の薬を飲みだして、今の症状がでてきたんじゃない?」と。更年期で一時的に甲状腺機能が変調をきたすことがあるそうです。私の場合は甲状腺機能を亢進させる薬を飲んで、甲状腺機能亢進症に傾いたのではないかと言うことでした。
驚いたことに、半年振りに血液検査をすると、甲状腺ホルモンが過剰になっていました。医師の指示もあり、薬を中止することになりました。
今は漢方も甲状腺の薬も飲んでいません。飲む必要がなくなったからです。今でも先生には感謝しています。
TEL:0735-29-1780
住所:和歌山県新宮市谷王子町2-7